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笠間昌史コレクション THE 古伊万里.

okaidokuichi  buの焼き物の在庫処分にお付き合いいただきありがとうございました!ストックケース、少し空きができました。これがきっかけで私の器が気に入ってくださると嬉しいです。そしてそして毎回来てくれる仲良しなお客様にも大感謝です!

 

次回の企画展のご案内です。

一昨年、アンチックグラスコレクションを販売させていただいた所大好評を頂きました。その時にちらっとコレクターから「来年は古伊万里を持ってこようかなー」と話がでまして、この度の開催となりました。

幼少期から円卓で古伊万里の器が食器のスタンダードだと勘違いしていた私。陶芸家を志したのは、父の骨董好きと母の見立てのおかげです。古き良き審美眼を日常生活に残すためにもぜひおひとつお選びいただければ幸いです。

【笠間昌史コレクション THE 古伊万里.】

古伊万里の特徴は、滑らかな肌触りと透き通るような青白い生地にあります。発掘された陶石はとても強度が高く、美しく焼き上がる性質を持っているため、ほかの土を混ぜる必要がありません。このような陶石は世界でもほかに類を見ず、ヨーロッパ貴族からは「白い金」と評されるほどでした。

その白地をさらに映えさせているのが染付と色絵の美しさ。

「初期伊万里」1610〜1630年頃 絵付けの前に素焼を行わない「生掛け」で、中国の様式を模倣しつつ、日本らしい素朴な味わいの染付の蕎麦猪口、なます皿など。

「印判手」1800年~現代にも受け継がれる手法。ひとつひとつ手作業で貼られていく「ズレ」が味わいぶかく二つと同じものがないのが魅力。年代物でもリーズナブルな価格なのがうれしい。

古いお宅だったらもしや倉庫に眠っているかもしれません。「これが古伊万里.だったのね!」を知るきっかけにもなれば。ぜひ夏のひと時先人の「いい仕事してますね、、、」をいっしょに語りましょう。

 


 

 

2021年8月8日 , blog, popupstore, お知らせ