コマをつくり終わって愛でたいおしまい(+蛇足)
唐突に展示会の蛇足。
愛でたい
かわいい!と言う言葉が飛び交った10日間であった。テーマではあったが、予想よりも大幅に可愛かった。
佐野菓子店の ボトルクッキーの一粒一粒の小ささ。
青衣の靴下の柄の妙。
シリポッケ養蜂園のさくらの蜂蜜の琥珀の輝き。
前川商店と深澤みなみのデザインのテキスタイルの動きのあるインパクト。
そして深澤みなみの絵の愛でたさよ。
あたまのせシリーズ。違和感なくかわいいと皆さん仰るが、わりと怖い。そして、モデルさんたちはすましている。そこがいい。あたまのせと過ごしていて感じた事がいくつかあった。
・帽子説
おしゃれなフルーツの装飾品を身につけるかわいいお年頃のモデルさん。みんな仲良しでよく集まっては、愛でたいもの情報をインスタとかでシェアし合う。実はcoolで深入りはしない関係。
・一体化説
彼女たちが好きな果物の妖精、的な存在で果物と一体化している。つまりアンパンマンと同じで危機の時は、果物を差し出してくれて勇気を与えてくれる、ヒーロー。カットされた果物のデザインの子(スイカといちじくとキウイ)は天気に左右されやすいという難点がある。
・備えている説
一体化説と似ているが、補助食品として常備している。ただ食品としてだけではなく、栄養素を吸収するので人には分け与える事はできない。脳の役割。疲れると萎むので、周りから様子を感じとってもらえるバロメーターにもなる。
・お供え説
この説だったらかなりいいな、と思うのだが、肖像画、つまり遺影。終活として前もって、自分の好きな物を乗せておく。なんならポストカードにして葬式代も稼いでおく。みんなに迷惑かけないし、変な写真使われる事もなくて、黙っていれば遺影とは気づかれないし、死んだ事さえバレない。
と、他にも色々と思う事はあった。こんなに思い付くので、絵とは、お得だ。
そんな事を思ってEテレを見ているとちょうど「なぜ人は絵を描くのですか?」と小さい子から質問があった。それは地球上の動物のなかで、人間は食べ物だけでは満足しない生き物だから、と答えていた。頭の栄養、まさにあたまのせ。
そして今回、絵から栄養を吸収した当所の職人きっしーさんが毎日作品に合わせてコマを作った。今までのコマよりランクが上がった。素晴らしいコマ達。
やっぱり絵はいい。
kisshi&bu.の作品を手描きしていただき、包装紙にしていただきました。
制作は深澤みなみ。 プレゼント包装の際はぜひお声掛けくだされば、はりきって包装させていただきます。
静岡県静岡市清水区入江1-16-12
岸本挽物 kisshi and bu 10:00~17:00
電話 0543662791
メール kisshi@sf.tokai.or.jp
工場のお休み 土日祭日
ショップは12日から16日までお休みいただきます。