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木工挽物の器

NEEDLEBOX   1,500+TAX

「家に毛糸が沢山あって、もらっていただけないかしら。」「端切れを取ってあるのだけれど何かに使ってほしいわ」そんな風に言われるととても嬉しくて、「はい、もちろん」と二つ返事で頂いています。実は私も幾度となく頂いておきながら、ボタンを買ってしまったり糸や針プリントの布など、ついつい買い求めてしまいます。昔は小豆一粒のサイズのハギレを大切にして取っておくほど布は貴重だったそうですが今は消費社会。洋服は作るより買った方が安いし、お直しなんて出さなくてもサイズの展開は幅広く、ほころびや穴が開いたら、ぽい、と捨ててしまいます。身の回りには何でも揃っていて、もしかしたら本当に欲しいものはもうないのかもしれない、とふと考えて寂しくなってしまいました。けれどお買い物は出会い。楽しく気持ちよくお友達や家族に自慢できるものを買いたいなと常々思います。

話は戻って。

以前から自分用に空き缶やきれいな箱に小さなソーイングセットをいくつか持っています。リビングに1個。お店用に1個。ちょっとお出かけの時用に。ハサミと針と糸。それにピンクッション。木の器や陶器のおちょこ、ペットボトルの蓋などにハギレで作ったクッションをぎゅうぎゅうと押し込んで出来上がりの簡単なものですがとても重宝で、なんだかかわいらしいのです。「ピアスを刺すのに良いので教えて。」と言われたこともありました。

そんなわけでNEEDLEBOXを限定で作ってみました。

土台になる部分は端材を使っており、柿渋で塗ってあります。小さな割れが入ることもありますがそこはご愛敬。そのためお値段はリーズナブルです。

ピンクッションのサイズは 約55㎜Φ×25㎜ 専用のお箱に入ったセットをご用意しております。販売は来年を予定しておりますが店頭でサンプルがご覧いただけますのでぜひお気軽にお問合せくださいね。

 

 

 

 

2017年12月19日 , blog, 木工挽物