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うみのひのてんじかい14終了です(蛇足)

うみのひのてんじかい14

ブログ恒例の蛇足。企画者の感想文だと思って読んでください。

今回の裏テーマにあった「レトロ喫茶」。昭和レトロブームに乗っかりました。幼少期の思い出もあってレトロブームは新鮮というよりは懐かし嬉しいと感じております。ほっとするといいますか、、ただこういったテーマだとちょっとのニュアンスのズレでいまいちになる事もあるからなあと思っていましたが、大満足な仕上がりでした。お客様にも大変好評。レトロっていいですよね。ビンテージっていうほど希少価値を求めず日々の生活に溶け込む時代感。かわいいし。好きです。思いがけずレトロ喫茶ブームの火付け役のアデリアレトロシリーズを扱う内藤金物店さんの展示スペースにクリームソーダなピンクッションも一緒に並べてもらったりして嬉しかったです。

もうひとつ、「アップサイクル」。先月東京ビックサイトで行われた展示会IFFTで大手メーカーもメインテーマで打ち出していました。upcycle。リサイクルではなくアップサイクルです。何年かものづくりを続けると必ずぶつかる壁、廃棄。出来上がった作品を無駄にしない、安売りしない、のは勿論なのですが、どうしても作業工程で出る木っ端や小さな割れがあって使えない材料。出荷予定だったストック品。ちょっとの手間と技術で手をかける事で生まれ変わって生活に寄り添うものになるといいな、常々意識しています。

そういう意味も込めまして

〇お買い上げ頂いた方には木の三角チャームをお付けしました。ちょっとお休みしていたサービスなんですが(これ自体を付ける事が無駄なように思えて)挽物製品の加工時に出た木っ端で作っています。穴あけは挽物初心者の練習にもなります。たくさん集めてオリジナルのアクセサリーなど作ってみてくださいね。その代わりにご自宅使いの紙袋のサービスを廃止しました。エコバックなどお持ちくださるとたすかります。

〇コーヒーの豆かすのピンクッションをお願いしました。そしたら、ミギワノが染め作家大石綾乃さんの切れ端で飾りの旗を作ってくれました。挽物のピンクッション台の木地は弟子のまるちゃんが失敗してしまった粗挽の木地からつくっています。

会期中に矢入農園さんから摘果ミカンを頂きました。無農薬なので皮ごとレモンやカボスの代わりにお料理に使う事もできるそうです。これも土にかえしてしまっても良いのでしょうが、ひと手間でまた何かの役に立ち、またそのアイディアを持ち寄るっていうのが楽しいですね。わたしたちの仕事にも通じるものがありました。

ことしの挽物の神様の神事の日、海の日も皆様に盛り上げて頂きありがとうございました。

追伸、6月末より刺繍作家のミギワノが岸本挽物の工場サポートとして働いてくれています。クリームソーダなピンクッションには彼女の作るアイテムが欠かせません。ピンクッションは定番でお店に置いてます。そして、またどこかでお目にかかる事もあるかもしれませんのでその時はよろしくお願いします。

 


7月のショップのお休み (不定休)

1.2.3.8.9.10.12.15.21.27.29.30.31.

静岡県静岡市清水区入江1-16-12
岸本挽物 kisshi and bu 10:00~17:00
電話  0543662791
メール kisshi@sf.tokai.or.jp
工場のお休み 土日祭日