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木工挽物の器

暮れなずむ暮れですね。日本中で一番穏やかな場所なのではないかと思うほど風もなく晴天の清水です。大晦日以外はお天気が良いそうなので用事も片付きそうですね。岸本挽物製作所の年末は27日で大掃除が終わり陶芸の窯焚きを締め、28日から年賀状の準備にやっと入りました。ちょっと遅いでしょうか。。。kisshiこと岸本真紀の今年の最後の作品は挽物の明かりです。

木の光(きのこう)70㎜Φ×70㎜~  3,800+税より

中にはキャンドル型のライトが入っています。

スーツケースにいっぱいのきのこ。金色に輝く大事なもの。映画のワンシーンを思い出しました。「かもめ食堂」は長男がまだ生まれたばかりで外にもあまり出れずにDVDを毎日繰り返しみていました。見るたび気になるシーンが変わって見るたび肩の力が抜けて。そしてコーヒーを飲みたくなる映画でした。なつかしいなあ。もう12年前になるのですねえ。

ここ数年、遅い足でそれなりにダッシュで走り続けておりますが、来年はうまく力を抜いて50歳に向かっていきたいなと思いました。挽物の周知も大切ですが自分たちらしい生き方ができるのが理想です。なかなか職人仕事はそうはさせてもらえそうにありませんが作品は楽しく気持ちよいものを作っていきたいと思います。

 

2017年12月28日 , 木工挽物