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器と版画 やなぎもとなお 72枚の銅版画やタブロー 

やなぎもとなおさんの展示会「器と版画」の開催前になおさんについて、ご紹介させていただいております。以前のブログは→

コーヒーを淹れてもらいつつ、銅版画についてわかりやすくご説明いただいきました。6年前にもご説明いただいたと思うのですがその工程はあまりよくわからず。なおさんの作品に魅了されてしまっていて、、ということにさせてください。

銅版画の技法には

【ドライポイント】 銅板に直に彫って描画する凹版技法。

【メゾチント】   金属凹版にロッカーという櫛のような刃がついた器具で版全体に無数の刻みを入れたり、ささくれ状態の線をつくったりする。さらにその上をバーニッシャーやスクレーパーという金属のヘラのような器具でささくれを削ったりならしたりして絵を描き、刷る際にはインクを細かな刻みに擦り込んだ後に、刻みのない部分からは拭い落とす。これにより、刻みが残っている部分はインクの色が濃く現れ、刻みが削られたりならされたりした部分は白く浮き出るという効果が得られる。(←説明難しいので貼り付け)

【エッチング】   防食処理を施した銅板の表面を針で削り、その後腐食させることで凹版を得るのに使用する。線を意のまま加工しやすい。

の3種類があるそうです。なおさんはドライポイントの技法です。シンプルな技法ほど表現は難し、ですが銅板もそうらしいです。その玄人もうなるドライポイントのワークショップを今回特別に開催することになりました。なおさんよりメッセージです。

「5月9日(水)11日(金)銅版画のワークショップやります。挽物(木の器)番長と陶芸番長のいるショップ、kisshi&buさんで開催なのでちょっとやりましょうじゃなくて、ガチです。本当の道具でフランス•アルシュ地方の手漉き紙で。バウハウスでの講義の宇宙線の話(ちょと稲垣足穂みたいでしょ)も初めてします。力一杯鉄筆で描いて、毒出ししたい人もどんなものやら試したい人もどうぞ。一緒にワークするメンバーでも絵が変わるのも面白いものです。うわさの番長Sのショップがいいので、普段の日にも寄ってくださいね。お問い合わせはkisshi&buさんへ。もちろん私でも。」

というわけで本気のワークショップになりそうなのです。でもお気楽にいらしてくださいませ。

お持ち帰れる作品は(紙が乾くまでにお時間かかるので後日お渡しにさせていたきます)

今回は亜鉛版を使用します。なおさんのご指導の下、スケッチしたものや好きな題材を絵にして鉄筆を使って彫り版を作ります。その場でプレス機を使い(200キロ圧)3枚程度刷ります。仕上がりはハガキサイズ。そのあとマットにいれて(A4サイズくらい)お渡しです。額装希望の方は仰って下さればなおさんがアドバイスしてくださるそうです。(料金別途)

9日(水)10:00~12:00/11日(金)13:00~15:00

銅版画ワークショップ、コーヒー付き。定員4名程度(参加費5000円要予約)

こんな素敵なものができたら、と思うと、ぞくぞくしちゃいますね。

【お問い合わせ】

静岡県静岡市清水区入江1-16-12
岸本挽物製作所 Kisshi&bu 10:00~17:00
電話  0543662791
メール kisshi@sf.tokai.or.jp
HP  http://kisshiandbu.chu.jp

FBでもお知らせいたします。宜しくお願い致します。

 

2018年5月1日 , blog, 器と版画