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横浜人形の家とこどものうつわ展に行ってきました。前半

3月3日のひな祭り、男の子2人の親になってからは憧れさえ感じるようになりました。自分の時にはそんな風には全く思わず出すのも片づけるのも、やや、面倒。だからなかなかお嫁に行けなかったかどうかはさておき。ひな祭り前日、夫婦で横浜人形の家「ひな人形展」に行ってきました。弊社岸本挽物製作所の主たる伝統産業、お雛道具を展示してくださる機会を頂きました。現在もぼんぼり台などもお仕事させていただいていますが、今回は弊社のルーツでもある、初代岸本繁治が作っていたちいさな雛道具の展示です。

お雛様のお道具は江戸時代あたりから作られてきました。岸本繁治は現代表真紀のおじいちゃんにあたりますが、静岡挽物を広めた酒井氏から技術を習得しひとつひとつ手作りで小さなお椀などを作っていたそうです。その頃のお雛様はお内裏様、お雛様、三人官女、五人囃子、随身、仕丁、3段飾り、5段飾り、8段などなどお雛様一家は大所帯で大変豪華。そして結構な大きさですからシルバニアファミリー如きが片付かないなんて言ってはいられません。それだけ子供の成長に感謝して、健康を願っていたのだと思いました。

現在も挽物は息づいていますと、いうことで現在のお仕事の様子も展示してくださってます。

こんな小さなものもありました。どれも手仕事で、素晴らしい技術。ずっと見てても飽きません。

民芸品も多いのもうれしいです。もちろんフランス人形や市松人形もありました。

そして、こけしの絵付けワークショップを3月10日に開催します。今回企画をご提案くださったスタッフの川内さんに絵付けの技を伝授してきましたので、当日はぜひご参加ください。

同時開催でしずおか夢デザインコンテストの一部作品展示をしています。

題して「あったらいいな雛人形デザイン展」。ここのスペースは無料でご覧いただけるそうなので中華街の帰りなどにふらっと立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

私達にとっては懐かしい作品を沢山見ることができてとても良い旅でした。そして次は東京の駒場へ。つづく。

2019年3月5日 , blog, お知らせ, 木工挽物, 陶芸